編み作業画像(途中)

人形服用・編み棒の選び方

人形服用の編み棒と言っても、特別なものではなく、普通の編み棒で十分対応できます。ただ、作るサイズが人間用とは違い、人形服は小さいので、それなりに、サイズの細いものを選んで編むことになります。
このコーナーでは、編み棒を選ぶ基準になるように、メーカー、素材別やお手入れの方法などをご紹介していきます。

編み目確認作業画像

編み棒・素材別の特性

編み棒そのものは、いろいろな素材の製品が出ていますが、それぞれの特徴があり、自分にあった素材を選ぶと良いと思います。人形服作製においては、素材より、サイズ(太さ)が重要です。極細毛糸、レース糸に適しているサイズは0号から2号あたりが良いでしょう。

素材 主な特性

天然素材だから手に馴染みやすく、軽くて編み易い。日ごろのお手入れをちゃんとしないと、湿気等で曲がってしまうこともあります。高級な竹製編み棒だと、寒冷地で取れた繊維が詰まった竹から作られていて、すべりの良さ、しなりに強い面があります。クローバー社の匠シリーズなんかおすすめですね。反対におすすめしないものとしては、100円均の編み棒、反りが出やすく、すべりが悪いです。

プラスチック

プラスチック製の長所としては、すべりが良く、編み易い。しかも、安価に手に入ります。特に太い編み棒を使う作品では、木製編み棒だと重くて、編み難いですが、プラスチック製なら軽くて取り回しが楽です。短所は、反り易く、変形しやすい。
人形服作製は細いサイズが必要なので、反り易い点が難点。

鉄・ステンレス

鉄・ステンレス製の長所は、反りに強く、耐久性に優れている点・糸のすべりは、普通です。細い編み棒が必要なら、鉄・ステンレス製が良いと思います。短所としては、手触りが冷たく、馴染み難い点が上げられます。元々、重量のあるものものなので、あまり太い編み棒は作られていません。余談ですが、作家さんのお手製編み棒は鉄製で、0号以下で何本か持っているそうです。人形用ハイゲージニットを編むとなると、この編み棒を使うそうです。

木材

木製の編み棒は日本国内ではあまり作られていません。(竹製の編み棒が主流・竹製の編み棒を使うのは日本だけと言う話を聞いたことがあります)売られている製品は海外メーカーの製品がほとんどで、デザインやカラーがお洒落でかわいいのも多くあります。使い勝手では、木材の材質や加工方法にもよりますが、以外と重く、しなりが少ない。竹製の編み棒に慣れていると、違和感を覚えます。

 その他

 素材で、アクリル製も人気があります。透明アクリルに着色されて、色が豊富。中には、ラメ入りなんて編み棒もありますよ。編みやすさからすると、ちょっと落ちますが、見て飾って楽しいかも、海外メーカーのものが多く、意外と高価です。

人形服用 レース針・かぎ針の選び方はこちら

編み込み作業画像(糸端処理)バラ柄編込まれた人形服(着付けモデル・ブライス)

お手入れ方法&豆知識

竹の編み棒を中心にお手入れ方法や実用的な豆知識をご紹介します。ちょっとした工夫で、長持ちしたり、使いやすくなったりします。ご参考にしてください。

日頃のお手入として
使い終わったら、コットンなどで、表面を軽く扱いて汚れ(手油等)をふき取る。保管は高温・多湿の場所を避け保管してください。天然素材ですから、環境に対応して変化をしています。高温・多湿の状況で保管していると、編み棒が反りかえったり、表面のすべりが悪くなり、糸が引っかかりやすくなり編みにくくなります。長期間、使用せず悪状況で保管した場合、最悪、カビが生えてしまったと言うケースも聞いたことがあります。当サイトの作家(Stiefmutterさん)は筒状のケースに乾燥剤を入れて、編み棒を立てて保管しているそうです。(置き場所は風通しの良い日陰)密封保管は良くないそうです。
編み棒・表面の汚れが気になる場合
使い続けると、手垢や癒着した汚れが気になる場合は、めがね拭き用クロスなどで、軽く扱いて汚れを落としてください。(注意、あまりやり過ぎないように!)それでも、取れない頑固な汚れは、水で硬く絞った柔らかな布地で扱くのも有効です。ただ、水分は編み棒の大敵なので(竹の編み棒は、滑りを良くするために、表面をオイル加工やコーティングされている点や天然素材なので、湿気による反りやササクレ)作業には十分注意してください。拭いた後は乾いた布で乾拭きし、日陰で十分に乾燥させてください。できれば、日頃から、使い終わった後は、コットンで軽く扱くと汚れ難く、長持ちしますよ。
編み棒のササクレや滑りが悪くなった場合の緊急対処
編み棒のササクレは無理に剥がそうとせず、目の細かい紙やすり等で軽く扱いて、表面を整えてください。無理に剥がそうとすると、余計、ササクレができやすくなります。また、先端の編む部分の滑りが悪くなった場合や新品の編み棒できしみ等がある場合は、緊急対処として、透明マニキュアを薄く塗る方法もあります。透明マニキュアを塗ると滑りがよくなりますよ。ただし緊急の対処なので、ご参考までに!

人形服用 その他・便利な補助用具について

編み図確認中の画像方眼マット上にて撮影

人形服を探すなら、専門検索サイトがおすすめです。
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手芸用品メーカーのご紹介
クロバー

主に手芸・裁縫用品の販売を専業とする。日本国内ではトップブランドとして知られ、縫い針や刺繍針では圧倒的なシェアを占める。

クローバー株式会社

クローバー(白詰草)の商標で有名な会社。創業時より用いている裁縫道具の商標をそのまま社名としているそうです。

近年ではニットカフェブームあり、期間限定企画として「Knit Cafe Knit Out 」を表参道、原宿、青山の各カフェで開催してます。

極細編み棒で編まれた作品紹介

星柄編込み画像(着付けモデル・ブライス)

こちらの作品は作家さんの手作りのオリジナル編み棒(鉄製・サイズは0号以下の極小タイプ)で編まれています。しかも、星型の模様まで編込まれています。画像は胴体の表と裏です。裏側の複雑な模様の渡り糸が交錯している様は絶句ですね!
気になる方は、作家(Stiefmutter)さんのブログ・継母日記をのぞいてみて下さい。
尚、こちらの作品は販売しておりません。

手芸用品メーカーのご紹介
チューリップ

広島にある総合針メーカーです。針の産地ならではの高品質で布通りの良い針が特徴です。

チューリップ株式会社

ところで広島は針が有名な地、その起源は300年前の江戸時代から盛んに作られたそうです。現在もその技術が生かされています。

レース針・かぎ針のメーカーとしては,お勧めのところですね。普通あまりない14号・23号・24号といった極細レース針を製造販売しています。

極細編み棒で編まれた作品紹介

バラ柄編込み人形服(着付けモデル・ブライス)の画像

こちらの作品は、バラの編込みが施されています。スカート一面に小柄なバラ模様。ジャケットの両脇にもあります。キャミソール付きの3点セット。
可愛い公少女ですね!こちらの作品は当サイトにて販売しています。
こちらから商品詳細へどうぞ

手芸用品メーカーのご紹介
ニットプロ

海外の手芸用品メーカー、編み棒・かぎ針などを取り扱っています。

KnitPro

ニットプロの代表的な製品としては、木製編み棒の「シンフォニー・ウッド シリーズ」 カラフルなマーブル模様が特徴です。おしゃれな編み棒なので、飾って置きたくなる。そんな編み棒です。